カカオの演劇記録

演劇体験に関する記録です。本とかも紹介していけたらと思います。

インプロジャパン〜ベーシックコース〜part1

1.インプロジャパンベーシックコース開始

2.ワークの内容

 1)自己紹介と参加の動機

 2)ワークの種類

3.ワークを振り返って

4.全体を振り返って

 

 1.インプロジャパンベーシックコース開始

インプロジャパンのベーシックコースに申し込みました.

毎週水曜日の夜がワークの時間で、計8回分あります.

 

つい先日、11月4日(水)が初日でした.

 

場所は都内某所.主催の方々がコロナ対策のために、

飛沫防止シートを使ってしきりを作って下さっていました.

 

アルコール消毒もソーシャルディスタンスに関しても

しっかりしていたので安心してインプロに臨めました.

 

メンバーはファシリテーター、サポート、参加者4名の

合計6名でスタートしました.

 

 

2.ワークの内容

1)自己紹介と参加の動機

ファシリテーターの方から自己紹介がはじまりました.

とても明るく快活な印象の方で、グループの雰囲気が

この時点で作られたような気がしました.

 

比較的長く話しているように感じられたため、尺を考えずに

話したいことを自由にその場の思いつきで話しました.

 

「生でインプロがやりたくて!」と言ったのは覚えています.

 

2)ワークの種類

①名前まわし(ポーズ付き)

 名前まわしにポーズも合わせたもの.

②ポーズの伝言ゲーム(?)

 前の人のポーズをそのまま次の人に真似て見せるというもの.

③共通点を見つける

 グループやペアになって、制限時間の中で、できるだけ多くの共通点を見つけるというもの.2回目は言葉を使わないで共通点を見つける.

④お題の再現

 ひとつのお題を参加者全員で表現するというもの.

 

〜休憩〜

 

⑤4拍連想

1・2・3・4のリズムの流れで、連想ゲーム.3で前の人のワードを言い、4で自身が連想したものを言っていくというもの.

⑥「はい、そして」

グループになって、場面を設定し、相手の提案に乗っかっていく.何か連想した人が「はい、そして」といって提案して進んでいくを繰り返していくもの.

⑦サンキューゲーム

相手の静止したポーズから連想されたポーズを返していくというもの.ポーズを返す人は一言伝え、ポーズをとっていた人もそれに一言返す,そしてポーズをとっていた人は「サンキュー」といって抜ける.その場に残った人のポーズからまた誰かが連想してポーズを返していく、というのを繰り返すというもの.

⑧フリーズタグ

サンキューゲームからやり取りを続けて、「フリーズ」の合図で止まり、一方が抜ける.抜けた人と同じポーズで誰かが入り、入った人はそこから自由に連想された言葉を言ってやり取りを続けていくというもの.

 

3.ワークを振り返って 

①で、ファシリテーターは「みえないボールのやり取り」が行なわれていることについて触れる.みえてはいないが、今起きていて、皆が集中しているものに自身も集中すること.

 

このことを【Focus】すると説明されていました.

 

また、「考え」たりすることで、そのFocusはズレてしまうとのことでした.

 

自分はよくインプロにおいて、エーリッヒ・フロムの「人は、考えた途端、体験することをやめてしまう」という言葉を思い出すのですが、ここでも思い出しました.

 

 

②は、ただ相手のポーズをまねて伝えていくだけで自然と変化していくことから、

 

『なにかしようとしなくても何かは生まれる』

 

ということを、体感的に知ってもらうというワークだったと思います.自分の解釈の仕方によって動きに修正が入り、それがまた別の誰かにとって違うものに解釈されるのでどんどん違っていくのですね.

 

 

 

③のワークでは、【送信と受信】についての説明がありました。

インプロにおいて、相手に送ること、そして送ったことをしっかり受け取ることが大切.日常では受け取りが曖昧になってしまいがちで、送信者と受信者との間で内容に齟齬が生まれることがよくあるのだとのことでした.

 

確認は大事ですね.

 

 

と、前半はまず身体から動くワークが多かったように思います.

後半は、少し言葉も交えていきつつのワークでした.

 

⑤の4拍連想は、リズムという制約によって焦りがでる分、何を言うか頭で考えて取捨選択している時間がないんですね.

 

考えなくても自然とパッとなにかは連想されて浮かんでくる、そのことに対する、すなわち人間(自身)のそういった能力に対する信頼を、培うためのワークであるような気もしました.

 

そういった信頼が持てるようになると、なにか言わねばという気負いをしなくなると私は思っています.私は割とそのへん信じられているのですけど、それは、はじめてインプロというものをやったときに教えて下さった方のおかげというのがあるかもしれません.

 

あとおそらく職業柄というのもあると思います(気付くと人の頭の中では、本当に様々なことが連想されては消え、連想されては消えを繰り返しているのですよね).

 

⑦と⑧のワークでは、身体から入ると、自然とそれにそうようなワードが連想されるということを切に感じることができました.関わり合いの中でも、積極的に身体を動かしたり、体勢を変えてみたりして臨んでみたいと思いました.

 

 

4.全体を振り返って

メンバーは素敵な方々で、ワークは学びの多い時間となりました.

はじまったばかりなのでこれからが楽しみですね.

 

あ、あともちろん?ですが、Yes andがなによりの基本であるという説明はありました.世界各国の共通なんだそうです!

 

意識せずともそうできるよう、自身に刷り込んでいきたいですね.

 

1つ気になったことがあるけれど、それはまた今度にしましょう.

 

それでは